潮が引いた時だけ渡れる島・知林ヶ島
鹿児島県の南部に海の潮が引いたときだけ本土と陸続きになって渡れる島があるのをご存知でしょうか。
通常は、陸から見るとポツンと浮かんだ島に見えるのですが、潮の満ち引きの具合で干潮時だけ浅瀬が顔を出し、島へ歩いて渡れるほどの道ができるというわけです。
知林ヶ島
決まった時間にしか渡ることができないなんていう、まさに織姫と彦星みたいなロマンチックな島の名前は「知林ヶ島(ちりんがしま)」といいます。
鹿児島県薩摩半島の南部にあり指宿のほど近くにあります。
渡れる時期は決まっている
知林ヶ島への渡島はいつでもできるのかというと、そういうわけでもないのです。
陸続きになるのは3月~10月といわれており、その期間中でも渡れる日・時間が限定されているのです。
いつ渡れるのかはこちらで調べることができますよ。

渡島は甘く見ない方がいい
海と海に挟まれた道を歩いて島へ渡るなんてなかなかできることではないのですが、安易な気持ちで行くと挫折を味わいます(笑)
知林ヶ島へ行くには、本土側にある「指宿エコキャンプ場」の駐車場を利用するのが便利です。
駐車料金を徴収されることもないですし、歩いてすぐに砂浜へ出ることができます。(あまり大々的に看板などは出ていません)
潮が引いていれば、砂浜へ出るとうねるような道が続いているのが目に見えます。
しかし、いざその道を歩き始めると・・・

やはり砂浜なので、とにかく足を取られます。
一歩一歩がズブズブ砂に埋まるので、とにかく歩くことに体力を消耗します(汗)
陸地と島は直線距離で800mらしいのですが、陸続きの道は真っ直ぐではありません。(ルートは毎日違うのだそうです)
だいたい片道20~30分かかりますので、往復1時間は見ておかないと予定を詰めていると大変なことになります。
ワタシが訪れた時も、あまりの過酷さに途中で引き返して行く人も何人か見ました。
さらに横風(北風)がビュービュー吹き付けるので、それはそれは過酷です。
日光を遮るものもありませんので、夏は暑さとの闘いも加わります。
やっとの思いでたどり着いた島側に飲食店はおろか、自販機すらありません。
どんなに疲労感に苛まれようとも、自力で引き返すほかに帰還する手段はありません。
渡島の際には、自身の体力と相談の上、帰りの道のりがあることを常に頭に入れて歩を進める必要があります。
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自然相手なので、本当に帰れなくなる可能性もゼロではありません。。。
知林ヶ島と陸地の全景を見るなら・・・
知林ヶ島と本土が陸続きになっている様子はロマンチックですが、渡らずにその様子を写真(動画)に収めたい!という方にオススメのスポットは「魚見岳自然公園」です。
そこそこの高台になっているのですが、車で上がっていくことができ、知林ヶ島と砂浜の様子を俯瞰で見ることができます。
写真に収めるにはこの場所へ行く方がいいかもしれませんね。
知林ヶ島へ渡ると渡島証明書がもらえる
いつでも行くことのできるわけではない知林ヶ島へ渡ることができるのは、ある意味選ばれた人なのかもしれません(笑)
タイミングと天気という条件がそろったおかげで渡ることができるわけですので、渡れることは素晴らしいことだと思います。

島側にはおじさんがおりまして、渡ってきたことを労ってくれます。それと同時に「渡島証明書はいかがかね?」と問いかけてきます。
渡った日付をスタンプして渡してくれます。
100円です(笑)

島とを結ぶ砂浜を「ちりりんロード」と呼んでいるらしいのですが、このちりりんロードの維持管理もしてくれていることと勝手に想像し、快く購入して差し上げましたw
ちなみに島側も遊歩道が整備されているので、体力に余裕のある方は島をぐるりと1周することも可能ですよ。
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知林ヶ島へのアクセス
知林ヶ島へは徒歩でしか渡ることはできません。自転車はどうなのかわかりませんが、徒歩であることが前提となっています。
車の場合
指宿エコキャンプ場の駐車場を利用すると便利です。

電車の場合
指宿駅から徒歩で45分くらい。
そこから砂浜を歩くので、指宿駅~知林ヶ島は片道1時間強というところでしょうか。
往復3時間弱くらいは見ておいた方がいいでしょうね。
JR指宿枕崎線の本数も多くはないので、事前にリサーチしておきましょう。




